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謹賀新年、やっと肯定できた 30 代、絵を始めたい

  • Photo du rédacteur: Mari Okazaki
    Mari Okazaki
  • 24 janv.
  • 5 min de lecture

Dernière mise à jour : 11 févr.


先週、ソウルは極寒でした。最高気温がマイナス 2 ℃という日もありました。私は思わず目をこすりました。でも紛うことなく、そこにはやはり「さいこう マイナス 2 ℃」と書いてありました...。あれ以上寒くなったら凍ってしまうかも...。こちらはいよいよ旧正月というタイミング。今年もよろしくお願いします。



へび年、上の姪っ子が年女。あれからもう 12 年経ったなんて... 信じられない。




年末年始は、子と二人で日本へ。実家に行くのがこんなに近かったことなんて、未だかつてあっただろうか、否、ない...!!という感じで、まったく素晴らしかったです。最低でも 13 時間かかるフライトに対し、2 時間未満とは... 両目から鱗が落ちたぜ。ちなみに行きも帰りも同じく里帰り中の某歌手と一緒になり、『同じスケジュール!!😂』とちょっと面白かった。



子は 10 日間も日本で過ごしたので、さらに日本語が戻ってきてくれて、私は嬉しい限り。父も母も、子のためにゆっくり、綺麗に話してくれているのに、私は気づいていたよ。両親のそんな気遣いが、さりげなくて暖かい。感謝。



実家では、いつも和室のお布団で寝ているのだけど、実家のお布団の中で、久しぶりにぼぉっとして、ゆっくりした時間を過ごしていたら、気づきが降ってきてくれた。


前回告白した通り、あんなに大好きだった書が苦しくなってしまい、もしや何も書けないみたいな気持ちになっていること。自分の体力の無さと、不器用さのせいなのに、思うように書に対してエネルギーが捧げられないこと。振り返ると 30 歳になった年に、勤めていた会社から突然の戦力外通告をされて、放り出されて、パリで、個人の力で生きて行かなければならなくなり、右往左往した結果、フリーになることを選び、出来ることを我武者羅にやって、なんとか繋げてきたこと。


33 歳で子を授かって、妊娠糖尿病になりつつも、翌年無事生まれてきてくれたこと。そしてそこからの、想像以上だった子育ての大変さ。東京への引っ越し、新生活。コロナ勃発。新しい生き方の模索。



2 年半後、フランスへ戻る。子は幼稚園入学、家のトラブル、とんでもなく大きな仕事を任してもらえた、新しい家へ移る。やっとこれで順調かも... と思っていたら、コロナ後にやって来た経済危機の波に見事にもまれ、日本との仕事、フランスでの仕事が、立て続けに全部終了になる。困る。出来ることを粛々とする。3 年後、40 歳。韓国という新しい道へ... ←今ここ



という感じで、ざっと思いつくだけでも怒涛の 30 代だったように思う。うん、濃いよね?!ロールモデルがいなかったし、今もいない。ちなみにここには書けないけど、もっと辛いこともあった。(あ、こういうことこそ全部ちゃんと小見出しを付けて、箇条書きにすればよかった...)




こんなに激しく、大変だったのは、きっと自分のせいなんだろうと、自分を責めて、ずっと罪悪感に苛まれていた。そういう思いを抱えていても、目の前の子育てというものはストップが効かないし、落ち着いて考える余裕さえなかった。


今まで自分のことはタフだと思っていたけど、上記の仕事が全部終了になった際には、本当に参った。夢のようなチームで働くことはもうないのだと思うとさみしかったし、コロナを憎んだ。



だけど、実家のお布団の中で、なぜか冷静になれた。『いやいや、誰がどう考えても怒涛の 30 代だったでしょ... 少し燃え尽きて、当然当然』。やっと悩んでいた自分を、肯定することが出来た。それは、長く暗いトンネルをやっと抜ける手前まで来た、という感覚だった。



おかげで、これからの 10 年もまた走り抜けられそうな気がしている。日本という暖かな Home でゆっくり過ごせたおかげで、最高のリフレッシュが出来た。"リセット"とも言えるかもしれない。感謝しかない。



振り返ると、辛いこともあった 10 年だったけど、辛さを覆すくらい幸せなこと・楽しかったことに恵まれたなと、自信を以って言える。


学びはしっかり噛みしめるとして、明るいことだけ記憶していたい。あと私は、生き急ぐ傾向があるので、ここいらで少しペースを落としたい。




今年は、ようやく念願だった絵を始めたいと思っています。ソウルでの画材屋さんもどこか分かったし、私がやりたいのは、アクリル グアッシュ画だということも分かった。(本当は油絵がいいのだけど、環境的に難しそうなので)



フランスからコンテナーで送った荷物は、まだ届いていない。トラッキングによると、2 月 1 日にようやく釜山港に到着予定、だそうである。本当だといいけれども... ちなみに 11 月中はずっとル・アーヴルの港でストがあって、積載出来なかったんだって☆ いかにもおフランスらしいエピソードである。。。



荷物が届いたら、道具を揃えに行って、家の中にアトリエを作りたい。書も出来るようにしたい。夫は夫で、自分のアトリエを作りたいと言っている。(彼はフィギュアを塗るので...)




最近、週末の度にソウルの美術館やギャラリーをちょこちょこ訪ねていて、またアートに触れる旅が始まった、そんな予感がしている。ソウルには、伝統的な部分とポップアートを見事にミックスしたような現代アートが溢れていて、今見たいものの気分にも合っている。韓国のアーティストについても、まだまだ知らないことばかりだ。



なんだかこの 15 年程、デジタルの仕事をしている時以外、アトリエに通ったり、ギャラリーに顔を出したり... 時々は真面目に製作をしたり... いや、ただパリの街並みを歩いたり、ヨーロッパで息をしていただけでも、それはまるで、壮大な美術の勉強を、長い長い時間をかけてやっていたような気がする。あちこちで名作を鑑賞する機会も得た。



いつからか、何を見ても感じなくなってしまった、硬く閉じた自分の心を、解きほぐすことが出来たらいい。アウトプットするためには、インプットが必須なわけで、もの凄いエネルギーを必要とするけれども、今の少しわくわくした気持ちがあれば、春にボールが地面を軽快に跳ねるみたいに、またいい方向へ向かって行けるような気がしている。



自分の弱さ、体力の無さ、不器用さ... 嫌だなぁと思うけれど、すべて「肯定」してあげたい。どう繕っても、それも全部、自分自身なのだから。


初めて知る「肯定」には、強いパワーがあるみたいだ。




Again, I wish you happy 2025☀️


 
 
 

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